2006年3月24日

2006年03月24日

今頃はまっている本

読むのはすごく遅いタイプなのだけれど、本は好き。
「沈まぬ太陽」山崎豊子著
これって、平成11年6月に刊行とあるから、今からすでに7年近く前の作品なんですね。文庫になったのが2001年12月。
ケニアも関係している本ってことは漠然と知っていたので、文庫本が出た翌月ケニアに出かけたワタシは、成田空港でこの本の第一巻だけを買った。
でも、他に数冊の本を持って行ったので、結局「沈まぬ太陽 第一巻」は日本からケニアに行き、また日本に戻ってワタシの本棚に収まっていた。
がっ、あるきっかけで「そうだ、本棚にあったよなー」と読み出してみたら、すっかりはまってしまっている。
ここ2年くらい、本は買わずに図書館を利用していたのだけれど、第二巻をすぐ読みたくて近所の本屋に買いに行った。
でもって3巻以降も結局また本屋で買ってしまった。
手元においておきたい本だったから。
映画やドラマになる作品を書く作家の本を読む機会がまったくなかったワタシだけれど、山崎豊子氏は「白い巨塔」の作家でもあるんですねー。(ドラマ、見てないけど)
でもってこの「沈まぬ太陽」は1924年生まれの氏が75歳の時に発表されたものなんだ、と知ってさらにびっくり。
ケニアのこんなところまで取材されたんだ!という部分がそこかしこに見られる。文中に出てくるスワヒリ語にしろケニアの国立公園の様子にしろ、とにかく描写が細かい。
山崎氏はケニアにも取材に行かれたようだけれど、その観察力と取材力はやっぱり凡人にはないものをもっておられるのだろうなぁ。いくつの時にケニアに行かれたのだろう?
主人公恩地元の実在のモデルは、小倉寛太郎氏。
ワタシはこの方の「フィールドガイド・アフリカ野生動物」という本を持っていた。
「沈まぬ太陽」の主人公モデルとは知らずに。
そういえば、ワタシが初めてケニアに行った1991年、ナイロビにはJALのオフィスがあった。
今は日本人がひとりで市内をふらふら歩くことなど考えられない!と言われるナイロビだけど、ワタシは散歩中、確かに1つのビルに“鶴のマーク”を見た記憶がある。
あわてて検索をかけたら、小倉氏は2002年10月に他界されていた。
ご存命であれば、ワタシの父と同い年だ。
なんだか、ワタシの中で色んな点が線になったと思った途端、小倉氏の死を知って悲しくなってしまった。
もっと早く知っていればよかった。
もっと早く知っていて、何かしら接触する機会をもてたら、自分自身すごく違っていたのかも、と思う。
こういうことはきっとこれから先もいっぱいあるのかな。
本に出会えただけでも感謝しなくちゃいけないのかもしれない。
ということで、まだこの先5巻まである本を亀スピードで読んでいくつもりです。
まだ読まれていない方はぜひ!

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山崎 豊子

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